第1話【家族紹介】愛兎との出会い
はじめまして。2020年1月現在、11歳の愛兎どんぐり(どんちゃん)と、3歳の娘と夫と暮らしている「ぐり子」と申します。
この度うさぎLifeで「うさ育と子育て」をテーマにしたコラムを担当することになりました。
うさぎのQOL(生活の質)の向上を常に最優先に考えてくださっている専門店ココロのおうち。
おいしくてカラダにいい牧草やフードの提供はもちろん、セミナーやブログやフリーペーパーkokoro’s Newsを通して発信されている、うさぎと飼い主のための正しい情報やたくさんの知識と知恵。うさぎへの惜しみない愛情…。
わたしも愛兎もありがたく長年お世話になりっぱなしです。そんなココロのスペースの一角にコラムを書けるなんて、身に余る光栄です。どうぞ末永くあたたかい目でおつきあいよろしくお願いいたします。
第1話の本日は、わたしの家族と愛兎と出会った経緯を紹介します。
家族紹介
愛兎どんぐり どんちゃん
2008年12月生まれ(11歳)Mixの女の子
まん丸できれいな目が「どんぐりみたいだから」夫が命名。
おでこの白い毛は「ここ撫でてライン」
若い頃は毎日元気にダッシュ&ジャンプ!
シニアになった今はのんびり穏やかに優雅に暮らす。
娘とつかず離れずの距離を保つのが得意。
好きな牧草:うさチモふんわりソフト、オーツヘイ
にんげんの娘
2016年3月生まれ(3歳)
毎朝どんちゃんにおはようの挨拶とトイレチェックをする。
近所のワンコ、鳥、アリにも話しかける、どうぶつ好き。
平成生まれなのに昭和感すごい女児。
好きな食べ物:手羽先と里芋の煮物、らっきょう
(運動会のお弁当にぜったい入れてね!本人リクエスト)
好きな歌:パプリカ、夜桜お七
夫 メガネオス
どんちゃんと娘と車とバイクの話をする時だけ妙に明るく雄弁。
普段は寡黙で感情の起伏があまりない。
どんちゃんと娘から愛されている(今のところ)
好きな食べ物:納豆
好きな歌手:奥田民生
わたし ぐり子
掃除と整理整頓が好き。
レンジも炊飯器も持たない。所持服は約15着。
ゆるいミニマリストだがなかなか減らない脂肪に日々奮闘中!
好きな食べ物:卵焼き、ブロッコリー
好きな歌手:中島みゆき、星野源
家族イラスト
どんちゃん9歳、娘1歳の記念に大好きなイラストレーター「しなこさん」に家族イラストを描いていただきました。冒頭のお昼寝イラストもしなこさんの作品です。
友人達から「ぐり子だけ実物より若いし!痩せてるし!」夫から「これは詐欺…」と絶賛されたわたしの絵。200%の美化とスリム化を堂々とお願いしましたの。夫だってちょっとイケメンに盛ってもらえてるし!
真顔でこちらを見ながらジャンプする姿はそのまんまどんちゃんで、太くて裏が白いしっぽも大好き。
なにより、わたしがずっと守りつづけたい家族みんなの幸せが、しなこさんテイストの幸せになって詰まっているから、ふしぎと楽しい勇気をもらえる。家宝の絵になりました。
しなこさんプロフィール
森山標子(もりやましなこ)
うさぎのイラストレーター。書籍の挿絵、LINEスタンプやグッズ展開などで活動中。
うさぎの自然な姿を大切に、愛を表現しています。
Schinako Bunny Art
おうちうさぎと初めて出会った衝撃
友人夫婦の新居に夫と遊びに行った2007年。当時友人はホーランドロップのハルちゃんと暮らしていました。
スヌーピーみたいな垂れ耳のうさぎを見たことも、うさぎを部屋で遊ばせる「へやんぽ」のことも、ふわふわの毛並みに触れた時の気持ち良さも、わたしにとってはすべてが初めての衝撃!
ハルちゃんの存在が友人家族の幸せの象徴のようでした。
この日以来、本気でお迎えするつもりはなかったけれど、おうちうさぎのことが気になり、本屋で飼育書を立ち読みしたり雑誌をいくつか購入。巻頭グラビア感満載のうさぎ写真よりも、飼い主さん達のリアルな投稿写真のうさぎ達が好きで、友人宅のハルちゃんの姿を重ねて親しみを感じていました。
愛兎との出会いは意外と冷静
年月流れて、2009年3月6日。買い物ついでに寄ったホームセンターのペットコーナーで、おでこの白い毛が特徴的なグレーうさぎと出会いました。
わたしと目を合わせながら「ここでの暮らしも悪くはありませんが、なにか?」とでも言っているかのように、堂々と牧草をポリポリポリポリ食べているグレーうさぎをじっと眺めること30分間くらい。店のベンチに座りながら、この子を連れて帰った後の生活のことを思案。
ケージを置く場所や、必要な用品やフード、どうぶつ病院、本で読んだ女の子うさぎの子宮疾患のこと、夫の仕事やわたしのパート時間のこと、がらりと変わるであろう夫婦の生活リズムのこと…。
すごく具体的にあれこれ考えイメージしました。
わたしには頼れる友人家族のハルちゃんもいる!よし!
「うさぎをうちに迎えたいのですが、いいでしょうか?」
仕事中の夫に電話。数秒間の沈黙があって
「いいよー。ぐり子なりに考えてもう決めたことでしょ?」
さすが夫。お迎えするわたしの心はもう決まっていました。
共に暮らすイメージ
どんちゃんと出会ったあの日の感情を言葉にするのは難しいものです。このコラム執筆を機に思い出し考えてみたのですが、やっぱり難しい。
「ひとめぼれ」と呼べるほどの衝撃ではなく、淡々と冷静に、じわじわくる気持ち。
わたしも夫も、この子を大切に愛して、共に自宅で暮らしている様子が、もうすでに日常で自然なことのように簡単にイメージできたのです。
みなさまと愛兎ちゃんとの出会いは
どうでしたか?
おうちに初めて連れて帰った時の
緊張感、高揚感、幸福感
覚えていますか?
どんちゃんが思い出させてくれた命
どんちゃんお迎え記念日となった2009年3月6日は、奇しくも、わたし達夫婦にとって、最初に授かったけれどこの世に産まれることができなかった子の出産予定日だったと、後日気づきました。
わたしは今のところ輪廻転生について全く実感なく生きているので、どんちゃんが生まれ変わりとは思わないし、そんなカルマや代役を与えるつもりはありません。
ただ、どんちゃんは思い出させてくれた。
あまりにも辛く哀しく忘れようとしていた出来事を、忘れたかった命のことを、なかったことにせず「ちゃんと受け入れてから一緒に進もう」と教えにきてくれたのかなと思っています。
2009年こうしてどんちゃんと夫とわたしは家族になりました。
2016年に娘が生まれ、現在は4人家族で暮らしています。
「うさ育と子育て」コラム、月2,3回の更新予定です。どうぞよろしくお願いいたします。