Vol.2 出会いは奇跡
うさぎ専門店!
愛するうさぎ「みかん」との生活が始まって3か月で発症したうさぎアレルギーは
栄養学的アプローチをメインにしたライフスタイルの見直しで克服され、
みかんとのモフモフ・ラブリーワールドはかくして守られた。
今回は、そんな私とココロのおうちとの出会いをお伝えしたい。
当時の私は、うさぎと接した経験がなかったため、全くのうさぎ初心者! 超ルーキー!
わからないことさえわからない、ヤバいやつ。
「うさぎのことをいちから学ばないと、この小さくて儚げな生きものを守ることはできない!
この子のしあわせは、私の腕にかかっている!!」
と心を燃やす新米ママ。
雑誌「うさぎと暮らす」は創刊号からすべて取り寄せ、うさぎの医学書も買いあさり読みふけった。
健康オタクの私にとって、うさぎの健康を模索していくことは、ある意味当然の流れで
うさぎにとってベストの生活環境・食事は何だろうとリサーチし、
より良いものを探しては試して、みかんにとってのベストを見出そうとしていた。
オリジナルのケアノートを作って日々のことを記録し、
当時加入していたインターネットプロバイダの提供するブログで「うさぎのみかん」と題して
みかんとの日々も綴っていた。
そのブログの名刺まで作ってた。
みかんとの暮らしは本当に癒しと楽しさに満ち溢れていた。
深夜2時すぎに夜勤から帰宅して体はヘトヘトなはずなのに、そのまま朝方までみかんを見つめていたり、
また、朝夕のトイレ掃除も全く苦にならなかったり。
そんな自分の変化に驚きと喜びを抱くとともに、それらを起こすみかんという存在の大きさを自覚していった。
うさぎアレルギーから回復し、ある程度みかんの個性や傾向もわかって生活も板についてきたころ、
雑誌で見て気になっていた「うさぎ専門店」に行きたくなった。
「ペットショップじゃなくて、うさぎの専門店がある!? 絶対行きたい!」
とずっと思っていたので、改めて検索してみた。
神戸の自宅から車で1時間くらいの場所にココロのおうちという専門店があることを発見!
ワクワクしながら行ったのを、今でも覚えている。
2003年か2004年頃だったと思うが(そこは定かではない)、
当時のココロのおうちは、かわいい小さなログハウスで、店の裏にはうさぎさんを遊ばせる庭があった。
何より、そこで出会った森本恵美さんのうさぎに対する愛情と、
その愛を土台にした知識と実践を目の当たりにした私は、感動ですっかりココロのおうちの大ファンになったのだ。
(2005年 ライオンロップイヤーのみかん@ココロのおうち)
(2005年 この写真はログハウスではなく、その次の店舗)
その後は、定期的にココロのおうちに行くようになった。
そして、行くたびにたくさんの得るものがあった。
しかし、2006年以降ぱったりと行かなくなってしまった。
当時の私は、人生の中でかなり目まぐるしいステージにあって
1年の間に退職・離婚・短期通学・転職・東京配属・引越ということを経験していた。
自分のことだけで精一杯だった私は、ココロのおうちに挨拶することも忘れて
東京での新しい生活をスタートさせていたのだ。
「ココロのおうち」との再会
2013年、あるセミナーで出会ったおじさまとFacebookでお友だちになった。
たった1度そのセミナーで会っただけの方。
ある日「このページをいいねしてね」的なお知らせが、そのおじさまから届いた。
なななんとーーーぉ!!
そのページが、そうっ!
ココロのおうちのページだった!
その時、私の体のすべての穴から声が出たね。
あまりの驚きと嬉しさで、ドキドキしながらも、すぐにココロのおうちにメッセージをした。
「8年ぶりだし、覚えてないかもしれないけど…この喜びを伝えなきゃ!」
そんな私の心配をよそに、しっかりと覚えていてくれた!
しかも、私のアレルギー克服ストーリーを、アレルギーになってうさぎを手放そうとする飼い主さんに伝えて、
何とか手放さない道を開拓しようとアプローチまでしていた。
私のそんな体験が、少しでも役になっていたなんて…
今度は別の感動が押し寄せてきた。
自分の経験が誰かの役に立てる「種」になれたことはうれしかった。
しかしそれ以上に、その「種」を見逃さず、うさぎのために活かそうとする森本恵美さんの姿勢に心打たれた。
また、私がお店に行かなくなったことを、ずっと気にされてて自分の対応に問題があったのかと悩んでいたそう…
・・・・ご、ごべんなざいーーー m(__)m
100%私のせいですっ(;´Д`)
そんなやり取りの後、再会のきっかけを作ってくださったおじさまに、驚きと喜びの連絡をしたら
ココロのおうちは「可愛いから、よく見てるんですよ~」という理由だけで、私に紹介したそうで。
本当に不思議。
おじさま、本当にありがとう!!
出会いという奇跡
今まで数え切れないほどの素晴らしい出会いをしてきた。
それは、人であったり、動物であったり、本であったり、様々な作品であったり、場所であったり…
どの出会いにもに奥深いストーリーがある。
この再会の後、私と森本恵美さんはとても深い関係を築くまでになった(と私は思っている)。
今ではすっかり互いを「めぐちゃん」「なおちゃん」と呼び合う。
しょっちゅう会ったり、頻繫に連絡を取り合うわけではないけど、深い話ができる大切な友人。
アホな話からまじめで専門的な話まで、何でも話をする。
何年も前に
「いつか二人でうさぎ界を変えていこう!」
と話したことを私は何度も思い出しては考えている。
今、ここでコラムを書いていることなんて、みかんと一緒に初めてココロのおうちに行った時には
想像もしていなかった(当たり前だけど)。
でも、こうなることは、きっとあの時から決まっていて、
そのためにたくさんの奇跡という布石が至るところに置かれていたんだと思う。
そして、人生はきっとそんなことの連続なのだ。
(2016年 めぐちゃんとほなちゃん初対面)
バトンタッチ
このコラムもきっと誰かの奇跡の布石になるっ!
と信じて書いているし、そう思ったほうが人生は断然ステキw
ということで次回の奇跡の布石は…
「どうやってうさぎアレルギーを克服したのか」を切り口に熱く語っちゃおう。