Vol.1 プロローグ

うさぎ × なおこ × アレルギー

ある日、うちに、ライオンロップイヤーのうさぎ「みかん」がやってきた。
といっても、近くのペットショップのガラスケースにたくさん入ったうさぎの赤ちゃんたちの可愛さに
ノックアウトされ、毎日通い、我慢できずに3日目に連れて帰ってきたという、ただの衝動買いだけど。

なんや、このかわいい生き物!!
なんや、このホムホムする動き!!
なんや、このジャンプ力!!
なんや!なんや!なんやーー!!

犬や猫や鳥など今までいろんな動物と暮らしてきたけど
はじめてのうさぎとの生活に驚きと発見の連続ばかりで、かわいくてかわいくて、たまらーんっ❤

(2002年当時のガラケー撮影)

そんなみかんとのラブリー生活がはじまり、3ヵ月くらい経った頃。
身体のあちこちに蕁麻疹やら発疹やらが出現してきた。

私は子どもの頃から、虚弱体質で病気やアレルギーも色々あったので
「また何か食べてアレルギーでも出たかな~?」くらいに思ってた。
しかし、症状はどんどん酷くなっていき「アトピー性皮膚炎」という診断が。

それも、結構半端ない炎症具合で、顔は倍に腫れあがり、首からは浸出液がジュクジュク出てくるっ!出てくるっ!
一番ひどかった膝下のむこうずねは、掻いたら、爪の中にただれた皮膚がベロンと剥がれて取れてくるぅ!

看護師として総合病院に勤めていた私は、腫れとかゆみとダルさはあるけど、休むほどではなかったため
皮膚ただれナースという新たなキャラを開拓しながら、持ち前の笑顔でなんとか仕事を続けていた。

仲の良かった皮膚科医の診察を受け、採血の検査結果は ”うさぎアレルギー発症”

医師「あ~、これあかんね~アレルギー出てもうたね~
   うさぎさん、手放すとか、しばらくの間、誰かに見てもらうとか考えたほうがええよ~」

 「えっ!? ホンマですか~!
   でも、それっておかしくないですか(。´・ω・)?
   先生、自分の子どもと合わないからって、手放します?
   それ、なんかちゃいますよね~」

医師「そうは言っても、一緒に住んでたら良くならないよ~
   喘息もあるし、家族にも相談した方がいいよ~」

と、私の身体をとても心配してくれていることが伝わってきた。

アレルギーって、簡単にいうと
アレルギーを起こす原因物質であるアレルゲン身体に入ってくることによって
身体がアレルゲンを敵だ!と思って攻撃してしまう免疫反応のひとつ。

私たちの身体の免疫の働きというのは、一言でいうと不要なモノの「お掃除」
コレは身体にはいらないよ~って判断したものを、敵とみなして排除してくれている。

でも、その働きがちょっと過剰になっちゃうと
今まで敵じゃなかった相手をも敵とみなして「アレルギー反応」という炎症が起こってしまう。
そう!体内戦争勃発だ!
食べ物以外でも、花粉とか蜂に刺されたとか薬とか、いろんなもので起きてしまう。

だから、アレルゲン(原因物質)を除去しよう~ってのが、ポピュラーで手っ取り速い対処方法。
私の場合、それが、うさぎの上皮細胞だったわけ。

でも…
アレルギー反応ってアレルゲン(原因物質)身体とのかけ合わせで起こるわけだから
アレルゲン側の視点じゃなくて
身体で起こっているエラーを何とかすれば治るはずやん!!

と、私にしては、即座にもっともな結論に達した。

そうだ!もっともっと勉強して、うさぎアレルギーを絶対克服してやるっ!
私とみかんとのモフモフ・ラブリーワールドを、何人たりとも破壊することはできんのだーー!!

そうして、少女は大志を抱いた。

看護短大に入学し親元を離れた頃から、健康情報に対する興味はメキメキ増大していたため
すでにその時点で、私はかなりの健康オタクだった。
でも、何かかがまだまだ足りたいんだ!とさらに貪欲にいろんな知識を求め始めた。

そして、あるきっかけで分子栄養学という学問を知り学び始め、
その知識をもとに食事管理やサプリメントなどの力を借りながら、ライフスタイルを見直していった。
すると、3か月で皮膚ただれナースを卒業し、1年後には皮膚炎は全く影を潜め
私の生活は以前のように戻っていった。

丁度そのころ、ひどい喘息発作で入院したことがあって
これまた主治医の仲の良い呼吸器内科医から
「うさぎアレルギーが酷くなって喘息が治まらないのかもしれないから、もう一回検査しよう!」
と提案されたので快諾。

その結果・・・・

うさぎアレルギーIgE抗体価(アレルギーの程度の指標みたいなもの)が

ゼロ!!

ゼロ!!

ゼローーーッ!!!

アレルギー克服しとるで私ーーー!!

その時の私の頭の中では、ベートーヴェンの歓喜の歌のハイライトが鳴り響いていたのは言うまでもない。

当時、アレルギーの抗体価というのは
上昇することはあっても、低下することは無いというのが医学的常識だった。
そのため、主治医は私に検査結果が間違いの可能性があると説明した。

検査に絶対というものはないので、確かにそう思うのは妥当。
なので、これまた医師の勧めによる再検査を快諾した。

そして、その再検査結果は・・・・

またもや
ゼロ!!
ゼロ!!
ゼロよーー!!

ということで、現に皮膚症状も消失していたため
晴れて医学的にうさぎアレルギーはないと太鼓判をいただいた。

医師たちが何故アレルギーが回復するのか!?と話しているの横目に
心の中でニヒルな笑みを浮かべながら、自然治癒力のすばらしさにガッツポーズをしていた。

すべてが必然

私は、先天的および後天的な複数の病気を持っており、今まで何度も入院したり休学したりしてきた。
「毎日の丁寧な日常生活という健康管理」をしなければ寝たきりになってしまう。
それでも週のうち、何日かは起き上がることができない「ちょっと手のかかる少女」である。

だからこそ、健康に対する興味が芽生えたんだと思う。
いろいろ調べては自分の身体で実験(実践)して、分析して、蓄えて。
それが、楽しくて楽しくてしようがないw
そして、それが時に誰かの役に立つなんてコトもあるから、これまたステキ!

みかんとの出会いが、命と丁寧に向き合うことを教えてくれ
アレルギーとの出会いが、自分の身体を大切に扱うことを教えてくれ
あの時の入院が、アレルギーが回復していることを教えてくれた。

みえない力が、いつも助けてくれることを感じるし
数え上げたらキリがないくらい、私は恵まれている!

ぜーんぶ、必然で今がある」と思えることが
さらに私をしあわせにしてくれる。

自己紹介

はいっ(*’▽’)!

いきなり、エッセイのような「うさぎアレルギーストーリー」からスタートさせていただきましたが
この度、コラムの連載を担当させていただくことになったなおこ先生こと竹原直子と申します★
「少女」は嘘です!すみませんっ!

当時暮らしていたみかんは2007年に天国にいき、今は保護うさぎから生まれた雑種の「ほなほな」と
暮らしています。関西弁の「ほな」から名付けました。めっちゃかわいいでしょ♪

うさぎさんに対して、愛情たっぷり!健康にも留意して!と濃厚なケアをしていても
時に飼い主さん自身のケアは、おざなりになっちゃうコトってないでしょうか。

愛するうさぎさんとの生活は、当たり前ですが飼い主さんの生活がベースにあります。
そう、飼い主さんが病気になったりすると、場合によってはうさぎさんとの生活に
望ましくない変化が起こることもあるんです。
だから飼い主さん自身の心・身体・環境を大切することは
家族みんなのQuality of Life(生活の質)の重要な要素でもあるのです。

喜びも痛みも悲しみも、いろんなものひっくるめての「しあわせ」

そんな「しあわせの舞台裏」を飼い主さんの健康という切り口から
みなさんと一緒に考えていけたらと思っています♪

そして、私の仕事についてもちょこっとシェア♪
フリーランスでいろんなことをしていますが、ココロのおうちさん主催で
2019年12月に新大阪でうさぎさんを守る飼い主さんの健康セミナーというものをさせていただきました。
参加してくださった方、本当にありがとうございます!!

仕事は多岐にわたりますが、そのひとつにプロデューサーというものがあります。
アイデアを出したり、交渉をしたり、何でも屋さんみたいなことをしています。
夫の増山修が代表を務めるアニメーション背景会社株式会社インスパイアードのプロデューサーとしても
活動しており、2018年には増山修脚本・製作総指揮の実写映画「神楽鈴の鳴るとき」を一緒につくりました。


命と向き合うヒューマンドラマです。そして、私も密かにカメオ出演していますw
4月よりインディーズ映画専門チャンネルDOKUSO(月額980円)で観れるようになりましたので
もし興味のある方がいましたら、チェックしてみてください~♪

これから、どうぞよろしくお願いいたします★

竹原直子

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看護師国家試験対策講師・ケアマネジャー試験対策講師・ ヘルスカウンセラー・空間デザイナー・グラフィックデザイナー 株式会社インスパイアード プロデューサー ...

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