ロップのルイとおしっこ対策
次回「おしっこ飛ばし対策とジャンプ対策」と前回のコラムで豪語しておきながら、
まずは我が家にいるもうひとりのうさぎのおとこのこ、
ルイ のことを話したいと思います。
ホーランドロップのルイ
それは遡ること6年前の2014年夏・・・
多頭飼育崩壊の家庭から飼育放棄されたホーランドロップのおとこのこ。生後4ヶ月。体重当時1kg。
とある家庭から追い出されることになってしまったルイ。
行き場がなくなり、周りのうさぎの飼い主さんたちに声をかけるも、新たにうさぎを迎えるのは簡単ではない…
新しいお家が見つからず、我が家で一時預かりとして過ごしている日々でした。
ルイの他にもたくさんのうさぎたちが新しいお家に迎えられていきましたが、誰からも受け入れられていない小さなルイを見ていると切なくなり、我が家の2うさ目の家族として正式に迎えることにしたのです!
2うさ目ってめちゃくちゃ悩むことだと思うのです。
サクッとお迎えを決められないことだと思います。我が家もそれはもう悩んで悩んで決めたのです。
でもちょうどその頃「もうひとり迎えたい」と考えていた時期だったので、それだったらこの子を…と思ったのがきっかけでもありました。
こうして仲間入りしたロップのおとこのこ
ウィリアム同様、王子っぽい名前としてたくさんの名前の候補から、【 ルイ 】と名付けたのでありました!
ウィリアムの時とは違って、出会った瞬間ビビビ★ときたわけではありませんでしたが、家族が増えてこれからが楽しみだなー!なんて呑気に思っていた矢先…。
ルイはおしっこを飛ばすうさぎだった!
飛ばすというか常に垂れ流し状態!(笑)
へやんぽに出した瞬間から、とんでもないことに!
これじゃあ、ウィリアムのケージが汚れてしまう!
という事で、私が最初にとった対策は
「ペットシーツでガードする」でした
へやんぽのたびにこれをセッティングするのも面倒だけど、おしっこをかけられるよりマシだ!
ただ・・・
私の対策は、
一瞬にして崩壊した (ウィリアムは別の部屋でへやんぽ中)
ペットシーツ案は、ルイの様にカジカジ引っ張ってしまうと、万が一食べてしまうという危険性もあり、実用的ではありませんでした(とほほ)
ラグやマットもルイのへやんぽが始まる前は取り除いて、
おしっこをするルイについて回り拭き拭きしたり、
へやんぽが終了してから全面拭き掃除、、の毎日。
とにかく床掃除をしていた。
ウィリアムがおしっこを飛ばすことがなかったので、まさかの事態でした。
そのため、同じ部屋に並べていたケージは別々の部屋へ。。
以後ふたりは別の部屋で暮らすこととなりました。。
さらに、ルイは噛みついてくるうさぎだった!
実は今から15年くらい前。ペットショップでうさぎを見る機会がありました。
「抱っこしてみますか?」という店員さんに「噛みますか?」と聞いた私。
すると店員さんは「そりゃ生き物ですからね」と。
多分私の質問に「イラっ」としたのでしょう(笑)
その答えを聞いた時も「なんて質問をしてるのだろう」と恥ずかしくなりました。
ただ実際うさぎを迎えて噛まれたことがなかった私。
ルイに始めて噛み付かれた時、痛みはもちろんびっくりしたことを覚えています。
ルイの噛みつき問題は長年の悩みでもありましたので、その事についてはまた別のコラムで詳しく紹介させていただきます!
★ 私が決心した対策、それは去勢手術をする
おしっこを飛ばされても大丈夫な環境を整え、毎日の床拭き掃除を経て、
噛みつき問題もなんとか解決できないかと悩みに悩み、獣医さんに相談の上私が決心した対策は「去勢手術」でした。
それから嘘のようにおしっこを飛ばすことがなくなったのです。
現在、6歳のルイ。
生後4ヶ月で去勢手術を受け、それから飛ばしたおしっこの回数はエリザベスカラーを外した途端に一回飛ばした、それきりでした。
※ココロのおうちでは生後4ヶ月での去勢手術は早いと考えており推奨しておりません。去勢時期については、かかりつけの獣医師に十分に相談の上決めてあげるようにしてください(ココロのめぐみ)
去勢手術を受けると、ルイの様に激しいスプレー行為が治まるケースがありますが、完璧にはなくならない場合もあります。私が知る経験では高確率で下がるとは思っていますが、生理現象のひとつとも言えるので、術後に飛ばすのがおさまらなくても、それは可愛いわが子の個性として受け入れてあげてほしいなと思います。
去勢手術はとてもデリケートな問題なので、簡単に「おしっこ飛ばしには去勢手術がいいよー」なんて軽々しく言えることではありませんが、スプレー問題がなくても、私自身はウィルが6歳の時に過度の発情がカラダへの負担となっていると感じ去勢手術をする事になった経験や、お友達のうさぎさんが高齢期に睾丸の病気になった話を聞いて、去勢手術も若くて健康なうちに受けている方がいいのかなと思いました。
ちなみに、去勢手術で期待していた「本気で噛むことが無くなる」については、去勢後も相変わらず私に噛み付いて来る結果となりましたが、ルイの個性としてその後も上手く付き合い、別の解決策を模索することとなりました。
★へやんぽ中のおしっこ対策・・トイレスポットを作る
先の内容の様な生理的な「おしっこ飛ばし」ではなく、へやんぽを楽しんでる時におしっこをしたくなった時…
ケージに帰っておしっこをする場合もありますが、「おしっこするところをもうひとつ作ろう!」とうさぎさんが決めることがありますよね。
我が家のうさぎたちもへやんぽの時はケージに帰っておしっこをしている時期もあるのですが、「部屋にもトイレスポットを作ろう!」と思うのか部屋でおしっこをしだすことがありました。
そんな時は普段使っている同じ形のトイレを部屋でよくおしっこをする場所に置いておくことで、おしっこをする場所が確立することがあります!それはトイレを使っているというよりも、普段おしっこしている場所と同じスタイルを作ることで身体と頭で何となくリンクされるのではないのかな?と思っています。ポイントはいつもこの辺りでする事が多いな…というところに置く事です!
ただうさぎってトイレの場所を決めるというけれども、中には自由奔放なうさぎさんもいます。
狭いケージの中でもトイレの場所を決めるけど(だいたいすみっこ)
ケージのど真ん中でしたり気分によって使い分けてるのだろーかといううさぎさんもいたり。。
そう思うと育て方とか暮らしでのノウハウってみんなそれぞれなんだなぁって!
これがイキモノと暮らすということだなぁ!って思います。
我が家での対策もひとつの案として見ていってくださると嬉しいです。